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大和路巡礼

奈良生まれ 奈良育ちではあるけれど 
奈良って田舎臭いって ずっと思っていた。
同じ古都でも京都の方がずっと洗練されていると思ってもいた。

なのにどういうわけか最近
なんだかとても奈良が好きになっている。
生まれたところ 原点? だからなのか・・・
ただ近いからなのか・・・
仏像が好きな友達の影響なのか・・・などなど
理由はいくつもあるかもしれないけれど
カメラでいろいろと撮り始めたからということも大きい。

他のどこにもない 奈良にしかない風景。
それはもちろん 他のどんな土地にも独特の風景というのはあるものだけれど
古都が持つなんともいえない魅力 それもあるんじゃないかと・・・
古都だなんて たまたま大昔に都がおかれただけのことじゃない!
そんなふうに思っていたけれど
たまたまでもなんでも 奈良に住んでいて良かったって
最近は思っている。


最近の愛読書は入江泰吉さんの写真集。
高くて買えないいので 図書館から借りてきました。^^;

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   愛蔵版
   入江泰吉 大和路巡礼





■ 出版社 : 小学館
■ 著者名 : 写真/入江泰吉
■ ISBNコード : 4096811548


仏像と風景写真で伝える奈良大和路の魅力
戦後から約半世紀にわたり、日本人の心のふるさとといわれる奈良大和路を撮りつづけた
写真家・入江泰吉の生誕100年を記念して企画する愛蔵版作品集。
大和路のさりげない景観に漂う余情を表現し、"入江調"と呼ばれる作品には、今なお根強いファンが多い。
本書では、東大寺・興福寺・法隆寺・薬師寺・唐招提寺など、入江が幼い頃から慣れ親しみ
半世紀にわたり一貫して撮りつづけた南都の大寺とその仏像を中心に構成、
その作品世界のエッセンスを一冊に凝縮して、大和路の風景と大和の仏像の魅力を堪能する。
写真点数はモノクローム作品(主に仏像・堂搭)とカラー作品(主に風景)を合わせて約140点。



入江さんのように撮ってみたい なんてことは ぜんぜん思ってもいないけれど
写真を観ていると入江さんの 奈良に対する想いみたいなものを強く感じる。
入江さんが撮られた頃から 時も経ち風景も変わってきてはいるけれど
それでも まだまだ変わらないものもそこにはあって
できたら残せればいいのになぁと思っている。


いろいろあるけれど
中でも好きなのは
東大寺戒壇院の広目天像 の写真だ。

なにもかも見通したような鋭い目で
その前に立つと もう降参!って言ってしてしまいそうな感じだ。
その鋭い目に射られたくて
戒壇院まで行ってほんものの広目天さまにお会いしてきた。(笑)
写真のままの広目天像がそこにあった。
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Top▲ | by setsunailmare | 2006-07-07 15:46 | BOOK | Trackback
いのち

いま 娘は学校で いのち について学習しているそうだ。

生まれたときのこと
小さい頃のこと
などなど 聞き取り調査 とやらを受けた。
普段から 聞き取りされなくても時々は親子でその頃のことを話題にはしているが。

おにいちゃんふたりも 妹(と予想されていた)の誕生を心待ちにしていたこと。
呼びかけると足でおなかをけって答えてくれたこと。
予定日は違っていたのに
母である私の誕生日に生まれてきてくれたこと。
生まれてからもずっと今まで家族のアイドルであること。

などなど・・・

小さい頃の写真を見ながら たくさん話をする。


ほんとうのことをいうと・・・・・
3人目である娘を育てているときは
細かいところなんてよく覚えていないほどだった。
いつ歩いたのかだって ひとりめの兄のときに比べれば期待度は低かったし。
知らない間に大きくなったというほうが正しいほどだけれど・・・(^^;;
いつのまにやら優しい女性になってきている( みたいだ ??? )
学校の授業の一環とはいえ 
わたしたち両親にいつもありがとうと御礼の手紙をくれた。
(また その内容が泣かせてくれる・・・ 。・゜゜・(>_<;)・゜゜・。)

そして
わたしたちも 娘に手紙をという宿題が出ていて・・・


父親は
人生はマラソンレースだと・・・ 
長い距離をひとりで走らなくちゃならない
親が代わりに走ることはできない

なんてことを 書いていた。
だからがんばれ! ということなのだろうか。

わたしは
いつもいつも大切に想い
見守っているということ

を伝えた。



・・・


仕事中ラジオからいつも流れてくる
  命が大切だと何千回・何万回言われるよりも
  あなたが大切だと一人が言ってくれたら・・・
というような内容のコピーを思い出した。
命の大切さなんて どう言葉であらわせばいいのやら
わかりきっていることなのに わかっていない若者も多いのでしょうね。

という私自身も思春期の頃は
親なんて私のことなんて何にもわかっちゃいない!
どうでもいいんだろう!
なんて 思ったものでした。

きっと 生活してゆくのに 私と兄を育てるのに忙しかったのだろうと
それでもちゃんと 私たちのことは見ていてくれたんだと
今ならようくわかるんだけど。
そのころ自分のことしか見えていない私にはわからなかった。
きっと 我が家の子どもたちにも 見えてはいないだろう。

仕事ばかりの父と
なんだかだと自分のこと?に忙しいばかりの母と
放ったらかしの自分達。


そう
こういうことをここに書いてるだけじゃなく
帰ってきた子ども達に 言おう。
あなたが大切だと



    と考えてもなかなか言葉に出せるものじゃなし・・・
    ぎゅっと抱きしめてみる?   気持ち悪がられるだけ。。。
    手紙でも書く?          破られそうだし。。。
   
    美味しいご飯でも作るかなぁ・・・
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Top▲ | by setsunailmare | 2006-07-03 09:31 | 日々 | Trackback
■ 明日の記憶
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  明日の記憶


  著者 : 荻原浩
  出版社 : 光文社
  発行年月  : 2004年10月
  ISBN : 4334924468


2005年 第18回 山本周五郎賞受賞

「まずお歳を聞かせて下さい」「ここはどこですか」「次の三つの言葉を覚えて下さい。
いいですか、あさがお、飛行機、いぬ」「今日は何曜日ですか」
「さっきの三つの言葉を思い出して、言ってみてください」

人ごとだと思っていたことが、我が身に起きてしまった。
最初は物忘れ程度に思っていたが、若年性アルツハイマーの初期症状と告げられた。
身につまされる傑作長編小説。



■ 感想など

映画を観る前に読みたかったのだけれど予約がいっぱいで
映画を観終わってから 予約していた本の順番がまわってきた。

映画のシーンを思い出しながら読んでいく。
重なるところ 少しちがうところ
そして ラストまで・・・


記憶なんて あたりまえのようにそこにあるものだと思っていた。
忘れ果ててしまいたいと思うようなことさえ覚えていたりするのに
右脳には 自分では気づいていないけれど
たくさんの カード(写真のように)となって記憶されているというのに
だからこそ意外とあっさりとなくしてしまえるものなのかもしれない。
脳が障害をうけるということはこういうことなのだと 
あらためてそのこわさみたいなものを感じた。



いつからなんだろう。
リモコンを握った手の甲に年寄りじみたしみがぽつぽつ浮いていることに気づいた。
思わずこすってしまったが、消えるはずもない。


アルツハイマー病とは脳に「老人班」と呼ばれるしみのようなものができて、引き起こされるらしい。
しみの正体は、「ベータ・たんぱく」という新種のたんぱく質からなる「アミロイド」という物質。
これがどんどん溜まることで、脳細胞の機能が阻害されてしまうという。
遺伝によるケースもあり、その場合、発症年齢は30~50歳くらいと言われている。

上の様な手のしみを気にする文章が何度か出てきていたけれど・・・
手のしみは 脳のしみ を象徴していたのでしょうか。

この本は 患者本人の語りで話がすすんでゆくので
自覚症状 と うつりかわる心情が詳しく描かれていくけれど
患者のまわりの人の感情は 本人の目を通してしかわからない。

不治の病が描かれるときはたいてい 残されていくものの心情を描かれることが多くて
それはつらいものでもあるけれど
本当は 本人が一番つらく哀しいのだと 改めて感じる。

フェイドアウト。
人生がフェイドアウトしていく・・・
そう宣言されたとき
わたしはどうするのだろうか。
まだ意識がそれなりに正常にある中で そのフェイドアウトをどう受け止められるのか・・・

たとえば 配偶者が 家族が そういう宣告を受けたとき
わたしは家族としてどう受け止め 何ができるのか ちゃんと受け止められるのか

そんなことばかりが頭の中をかけめぐる。


・・・

そんな時間のあと
あぁ それよりももっと目の前にたくさん思い悩むことがあったと思い出す。

日々生活していくこと
平凡に 穏やかに・・・
そう望んでいてもなかなかそうはいかないものだ。

毎日生きていくことを思えば
もしかしたら さっさとフェイドアウトしてしまったほうが
幸せかもしれない と
そんな 罰当たりなことが頭に浮かぶほど・・・。



それでも毎日生きていくしかないのでしょうね。
時には楽しいこともあるはずだし・・・
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Top▲ | by setsunailmare | 2006-07-01 09:51 | BOOK | Trackback
連理の枝
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■ 監督 : キム・ソンジュン

■ 出演 : チェ・ジウ チョ・ハンソン

■ あらすじ

死を目前にしながらも残された人生を明るく楽しく生きようとする女性へウォン(チェ・ジウ)。
そんな彼女に出会って、はじめて本当の愛を知る男性ミンス(チョ・ハンソン)。
残されたわずかな時間の中で、その愛を深め、育てていく。
残して逝く者と残される者、お互いが相手を思いやり、相手の抱える傷を癒したいと願う。
そしてそこに美しい秘密が生まれる…。



  天有願作比翼鳥
  地有願為連理枝
  
     天に在りては願わくは比翼の鳥と作らん
     地に在りては願わくは連理の枝と為らん
  
唐の第六 代皇帝・玄宗と楊貴妃の悲劇を読んだ白楽天「の末尾の一節   

映画『連理の枝』公式サイト

■ 感想
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Top▲ | by setsunailmare | 2006-07-01 08:10 | MOVIE | Trackback
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